播州織で有名な兵庫県西脇市にて、 旧式のシャトル織機で織られた生地から仕立てました。
現在の織機に比べ織る速度が遅いので
糸と糸の間に余裕ができ柔らかな風合いが魅力です。
生地の左右でチェックの大きさを大胆に変えた「あべこべ」なバランス。
一着ずつ柄の入り方が微妙に異なる、一期一会のシャツになっています。
シャトル織機特有の「生地の耳」を、前立て裏側に ポイントに使いました。
ベーシックな柄だからこそ、 シンプルな個性を味わえます。
柄のリズムを崩さないよう、袖は身頃つづきのフレンチスリーブ。
肌が出過ぎず着やすい袖丈です。
後ろ首元にはギャザーが入っていてふんわりとした雰囲気です。
リネンとラミーが少し入っているので、夏に嬉しいさらりとした着心地です。
※お手入れは単品での手洗いをおすすめしております。
(モデル身長162cm)
店舗へのお問い合わせの際は下記品番をお伝えください。
品番:FSH24157B
販売開始 4月20日(土)~
ものづくりストーリー
素 材
綿‐86% 麻‐14%
サイズ
着丈
バスト
裄丈
裾巾
袖口巾
0
56
121
34
61
33
原 産 国
日 本
*サイズに付きましては製品によって、若干の誤差が生じる場合がございます。
サイズについて
柏高島屋店スタッフ 152cm
流山おおたかの森店スタッフ 148cm
シャトル織機とは、生地を織る際に、杼(ひ:ヨコ糸が入った部品)がスペースシャトル のように飛ぶことからそう名付けられました。
1896年に発明された、日本初の自動織機です。 ここから自動車の開発が行われたほど、国の工業の原点ともいえる革命をもたらしまし た。現代ではこの織機を新しく作るのが難しく、職人さん達が古いパーツをかき集め、 自分たちでメンテナンスしながら使い続けています。パーツが底をつけば、もう動かせな い織機なのです。
ゆっくり織られるので、1日に織る量は、現代の高速織機の半分以下とも。 そのぶん、糸と糸の間に余裕がうまれ、柔らかな風合いは唯一無二。 風合いを活かすため、いわば、「素っぴん」のよさを感じられるよう自然に仕上げています。他には変えがたいからこそ、残していきたいものづくりの一つです。 シャトル織機で織られた生地には生地の端に「耳」がつきます。 その耳をデザインに取り入れ、シャツを着る時に嬉しくなるような隠れた所につかうこと も。手にする時も、日常で着る時も、良さを感じてもらえたら、 産地の思いをバトンタッチするような気持ちで作りました